アフリカキカクの本
雑誌『アフリカ』や各種ワークショップはその時々のものですが、それらを再編集してアーカイブするような本づくりも行っています。時間をかけてじっくり付き合ってつくり、自らゆっくり時間をかけて販売しています。
2020年6月リリース
『音を聴くひと』 下窪俊哉・著 (B6判・モノクロ・240頁・2000円+税) 下窪俊哉の“名刺がわりの”作品集で、コンセプトは〈幕の内弁当〉──小説もエッセイも、対話の記録も、イロイロあり。「そば屋」「音のコレクション」「化石談義」「朝のうちに逃げ出した私」他、1999年〜2014年に書かれた短編・中編を選りすぐったベスト・セレクションに加え、“プライベート・プレス”をめぐるトークの記録と、2020年前半までに書かれた『アフリカ』編集後記は全てノーカットで収録。「音のしおり」と「音のポストカード」つき。 (装丁・写真:守安涼、イラスト:髙城青) 特設ページ |
2021年4月リリース
『海のように、光のように満ち──小川国夫との時間』 下窪俊哉・著 (新書判・表紙カラー/本文モノクロ・64頁・1000円+税) 晩年の作家・小川国夫の姿と声、言葉を伝えるエッセイ選。「絵画のように、音楽のように、そして映画のように」「励ましの言葉」「過去や幻との交信」「恋は恋のなかに」「『弱い神』の傍らで」他、全8篇を収録。2010年の夏に映画『デルタ 小川国夫原作オムニバス』の副読本として制作、映画館で販売した幻の冊子のリニューアル版、現時点での、とりあえずの決定版です。(装丁・表紙写真:守安涼、切り絵:向谷陽子) 特設ページ |
2021年8月リリース
『それでもやっぱりドロンゲーム』 犬飼愛生・著 (B6判・表紙カラー/本文モノクロ・136頁・1100円+税) 詩人・犬飼愛生、初のエッセイ集! 『アフリカ』に書かれたエッセイと『京都新聞』の「季節のエッセー」を中心に、未発表原稿を含む27篇+α をたっぷり収録しました。妊娠、出産をへて突然「看護師になろう!」と決意した詩人の、涙あり、笑いあり、怒りあり、発見あり、ドロンゲームありの日々。子供から大人へ至る様々な時間。そして「社会とオバサン」を考える、ユーモアたっぷりな試論の数々。 (装丁・表紙画:守安涼、イラスト:髙城青) 特設ページ |
2021年11月リリース
『珈琲焙煎舎の本』 アフリカキカク・編 (B6判・表紙カラー/本文モノクロ・32頁・700円+税) 珈琲焙煎舎10周年記念企画!──それまでに『アフリカ』でたびたび行なっていた店主・飯島里沙のインタビューから「安定しないのも、面白い」と「一期一会の珈琲を」の2本と、最新インタビューもたっぷり収録。安定とは何だろう? 何が正解で何が不正解なんだろう? 続けるとはどんなことだろう? etc. そんなことを共に考えながらつくりました。 (装丁・挿画:髙城青) 特設ページ |
2022年4月リリース
『モグとユウヒの冒険』 井川拓・著 (B6判・表紙カラー/本文モノクロ・184頁・1300円+税) 琵琶湖の畔のマキノに住む兄弟とその父母、中途障害を負った叔父、家族の記憶の中に住む犬・モグが繰り広げる涙あり笑いありの小さな大冒険の物語。──映像制作集団・空族の創設メンバー井川拓(1973-2011)が、最後に書き残していた幻の傑作。巻末には下窪俊哉による井川拓伝ともいうべき解説「モグと井川拓の冒険」を収録。(表紙絵:伊東佳苗、装丁・挿画:髙城青) 特設ページ |